Pcik up特集

500メーターズ

500メーターズ

アートと日常の橋渡しをして、
街の風景をそこに流れる時間と空気を変える。

地下鉄大通駅から東へ。バスセンター前駅に向かうコンコースに、日本最長のアート施設「札幌大通地下ギャラリー 500m美術館」がある。市民が日常的に利用する場所で、国内外の芸術文化作品や札幌を拠点に活躍するアーティストたちの作品との出会いを楽しむことができる場だ。この美術館の運営業務をサポートしているのが学生や主婦、会社員などのボランティアが参加する「500メーターズ」である。アーティストであり、500m美術館のコーディネーターも担う高橋さんによると「ギャラリー運営には、アーティストと作品、そして観る人を結ぶ『アートマネジメント』という役割が不可欠です。そこで昨年から市民ボランティアの皆さんを募集し、一年間メンバーとして美術館運営を体験してもらいながら、道内外のアートマネジメントの分野で活躍していらっしゃる方々を招いて開かれる講座を受け、知識を深めてもらうという取り組みをしています」とのこと。市民が市民のための芸術文化発信の場を活かしていくことをめざす、貴重な学びの機会がある活動だ。

コミュニティ裏バナシ

  • アートを身近に体験し、アートマネージメントという役割を通して、市民とアートをつなぐボランティア活動。思いをひとつに、初対面から一年の活動でいいチームワークが生まれるそう。

高橋 喜代史

展覧会運営や講座受講を経て、締めくくりにはメンバー全員で企画展を行う。定員は30名。まだ若干の空きがあるそう。興味のある方はこちらから。 http://500m.jp/blog

アーティスト/ コーディネーター
高橋 喜代史さん

・2014年7月19日(土)から  
札幌国際芸術祭2014 
500m美術館企画展示「北海道のアーティストが表現する「都市と自然」ー「時の座標軸」ー」