DATA
- 活動頻度 子育て相談室は、北海道女性プラザ内にて月1回開催。そのほか、市内及び近郊でMamMamステーションなどを開催。
- 対象 イベント内容による
どんなコミュニティ?
フィンランドの取り組みである、妊娠期からはじまる切れ目のない子育て支援「ネウボラ」について学ぶ研究会を主軸に、相談室やイベントを実施。お母さんに寄り添い子育ての実情を地域に発信中。
ママの悩みに寄り添いながら子育て家族と地域をつなぐ
「ネウボラ」とはフィンランドにおける子育て支援施設のこと。妊娠期から学童期までの子育て家族を、常駐する専門スタッフが地域と連携しながら支える役割を担っている。自身の経験をふまえ、「妊娠期から一貫した切れ目のない子育て支援」という理念に共感した代表の五嶋さんは、「北海道版のネウボラ」を目指して2015年に「NPO北海道ネウボラ」を設立。以来、「北海道ネウボラ研究会」や子育ての相談窓口「モイ・ルーム」、プレママ・0歳児のベビママが気軽に集まる「MamMamステーション」などの活動に取り組んでいる。1月に開催された「あさぶネウボラ★MamMamステーション」を訪ねると、4人のママと6人の赤ちゃんが、五嶋さんや子ども支援に取り組む「あさぶ商店街」のコーディネーター、産前産後ケアの専門家「産後ドゥーラ」のみなさんとおしゃべりしながら情報交換中。当日は市議会議員やインターン中の高校生、ランチづくりを手伝う藤女子大学の学生さんまで飛び入り参加して赤ちゃんを抱っこさせてもらう場面も。「ママに寄り添い、子育てについて発信する場でありたい」と話す五嶋さんの願いは、世代を超えた地域交流の場として広がっている。
NPO北海道ネウボラ
代表 五嶋 絵里奈さん
ネウボラの思想を取り入れた子育てアドバイスの場、地域とつながる皆さんの“居場所”でありたいです!