つどーむの開放的な空間を無邪気に走り回る子どもたち。あまりの楽しげな雰囲気に遊んでいるようにも見紛うが、れっきとしたTONDEN.RCの練習風景だ。TONDEN.RCは、小中学生の体力づくりを目的に代表の古田さんが立ち上げたランニングクラブ。ランニングクラブといってもただ走るだけではなく、成長の時期にさまざまな動きを体験させるため、ドッヂボールや歩くスキーなど多彩なスポーツを取り入れている。「気軽に遊びに来られる場所」を目指しているだけあって、練習中はコーチも子どもも冗談を言い合い、笑いの絶えない雰囲気だ。「学校でも思い切り動ける機会が減っているのか、ここに来るとみんな弾けるように走り出します」と古田さんはうれしそうに語る。現在は市内有数のクラブだが、始まりは古田さんが企画した公園での小さなマラソン大会だった。「子どもが自由に体を動かせる場所が欲しかった」という親の声に後押しされ、クラブチームへと発展。活動が広がり、今年は300人規模のマラソン大会「丘珠ジュニアマラソンフェスティバル」を6月21日（日）に初開催する。「体を動かす楽しさと必ず順位がつくという厳しさを陸上競技で学び、マラソン大会に出場することで走り切る達成感を味わってほしい」と語ってくれた。