2012年にオープンした「どうぎんカーリングスタジアムの真新しいリンクの中、ひときわ和気あいあいと活動しているグループがある。それが札幌オニオンズだ。平日の午後という限られた時間に集まるメンバーは30～40代が中心で、ほとんどが初心者。週一回の活動では、ストーンを投げる“デリバリー”やブラシで氷をこする“スイーピング”などの基礎練習とミニゲームを楽しんでいる。「ここでカーリングの楽しさを知ってもらえれば」と語るのは、代表の林さん。やればやるほど面白いというカーリングのゲーム性に惹かれ、オニオンズを立ち上げた。「カーリングは“氷上のチェス”と呼ばれる頭脳戦。プロのトレーナーとしても、体力などの差に関係なく多くの人が楽しめる生涯スポーツだと感じています。手ぶらで始められるこの場から、裾野が広がっていくといいですね」。将来は施設を貸し切り「オニオンズリーグ」を開くのが夢だそう。1回の活動は1～2時間、参加人数で割るシート代と用具のレンタル料で参加費は1,000円前後と、気軽に体験できる。2015年3月には札幌で世界女子の大会も開催されるなど、さらなる盛り上がりを見せるカーリング。あなたも一緒に、氷上で熱くなってみませんか？