DATA
- 野菜ぱくぱくキッチン月2回、その他のイベント随時
- 年齢層/20〜40代
- 誰でも参加可能(男性は女性または子どもの同伴が必要)
- 料金/2,000円〜
野菜嫌いにさようなら!笑顔が最高のスパイス
札幌市内を中心に野菜を使った食育教室などを開いている「good food,good life」。代表を務めるのは2人の子どもを育てる和田順子さん。毎月開催している「野菜ぱくぱくキッチン」は子どもの野菜嫌いについて学んだ後、子どもを中心に親子で一緒にご飯をつくる教室。「サルベージ・パーティ®」は家庭から出るフードロス削減のための活動で、家で持て余した食材を持ち寄ってその場で調理するイベント。そのほかにも薬膳茶付きのワークショップなど、同コミュニティの活動は多岐にわたる。
和田さんは我が子に授乳をしているとき、唐突に“この子は私が食べたもので生きているんだ”と思ったそう。そのときの食生活は褒められたものではなかったので、反省するとともに野菜ソムリエと食育インストラクター、薬膳インストラクター、サルベージ・プロデューサーの資格を取得。自身の経験を活かして、毎日をより健康に過ごすために食に関する講座を開こうとはじめた同活動。転勤族のご主人に合わせて道内を転居しながらも活動を続け、約1年前から円山エリアにサロンを開いた。
月に1回(5月からは月に2回)開いている野菜ぱくぱくキッチンは最大親子4組の少人数制の教室なので、分からないことは何でも気軽に質問できる雰囲気。また、下ごしらえは和田さんが行うので、ママたちはストレスフリー。和田さんの教室ではおもちゃや絵本がたくさん置いてあるので、ママたちが子どもの野菜嫌いについて学んでいる間も飽きずに待てる。 取材当日の野菜ぱくぱくキッチンは親子3組が参加。講座の前半は和田さんが子どもの野菜嫌いの理由や対処法、お手伝いをさせる意味について分かりやすく説明してくれる“お話会”をし、後半は参加者みんなで料理をつくる。この日はひなまつりが近いためビーツで色付けした「紅白だんご」と「野菜てまりずし」。こねこねしたり、コロコロしたりと工作感覚でできるおだんごづくりは子どもたちに大人気。てまりずしは事前に和田さんが用意してくれた野菜を好きな形に型抜きして、ご飯と一緒ににぎにぎ。みんな最後まで夢中で取り組み、完成したらかわいく盛り付けていただきます!
「ママたちは毎日すごく頑張っているので、ここに来たときは子どもと一緒にただ楽しんで、楽になれる空間にしたいと思っています。子どもも自分も笑って過ごせて良い1日だった、来て良かったと思ってもらえればそれで十分です」と話す和田さん。
野菜ぱくぱくキッチンではママも子どもたちも常に笑顔が溢れていて、楽しい雰囲気が漂う。大人にとっても野菜のおいしさを再発見できる良い機会になりそう。
子どもにとって自分でつくったものを食べる喜びは格別です。一緒に楽しくご飯づくりをしましょう!
奥山 茜さん、稜くん、颯くん
子どもがいると大変な下ごしらえがないので、子どもと一緒に思いっきり楽しめます。
河野 恵子さん、陽斗くん
離乳食を食べるようになった息子と一緒にご飯をつくりたいと思って参加しました。