Pcik up特集

モエレ沼芸術花火 開催委員会

モエレ沼芸術花火 開催委員会

札幌の空に市民の力で
元気を打ち上げる、
モエレ沼公園ならではの花火大会。

彫刻家イサム・ノグチが“全体を一つの彫刻作品とする”というコンセプトで制作したモエレ沼公園。ここで2012年から始まったモエレ沼芸術花火は、「市民がつくる」という花火大会の新しい在り方を提案してきた。開催委員やボランティアで運営の一員として、チケットを購入することでサポーターとしてなど、さまざまな形で地域住民はじめ多くの市民が関わっている。開催委員長の糸川さんは、「他の花火大会とはひと味違う芸術的な花火を打ち上げるため、数ではなく会場の立地を活かした打ち上げの演出をしています」と語る。3年目となる今年は2年間の勉強期間を踏まえたレベルアップの年。「現代の名工である日本最高峰の花火師や、打ち上げと演出をシンクロさせる日本一のプログラマーなどの最高の人材が集まるうえ、札幌では初となる1尺玉も打ち上げます」とのこと。「事業を続けることで札幌を元気にしたい」という目標を掲げ、ゆくゆくは市民への恩返しとして売り上げをモエレ沼公園の遊具の補修のために寄付するそうだ。札幌の街を愛し、市民に愛されるイベントに。そんな想いの詰まった花火が、秋の夜空を美しく彩る。

コミュニティ裏バナシ

  • メンバーのみなさんにおすすめの観覧場所を聞くと、「破裂の振動や火薬の香りも感じられる前方の席は五感を使って楽しめます。逆にゆったりと俯瞰して楽しむには後方の席がおすすめです。ぜひ毎年場所を変えながら楽しんでみてください」と教えてくれた。

  • 代表の糸川さんは、「花火の魅力は静と動、光と闇のメリハリだと思います。数の多さではなく、一発ずつ魅せたり、いいテンポで打ち上げたり、手前に迫ってくるなどモエレ沼公園だからこその演出やスケール感で “芸術花火”を魅せていきたい」と意気込む。

糸川  一也

普段は除雪・建築業を営む糸川さんのように、運営に関わるのはほとんどが素人さんとのこと。「市民がつくる」花火大会、あなたも一緒につくってみませんか?

モエレ沼芸術花火 開催委員長
糸川 一也さん

「モエレ沼芸術花火2014」
2014年9月20日(土) 20:00〜50分間ノンストップ打ち上げ
☆チケット情報や、ボランティアの申し込みはこちらから。
 http://www.moere.jp/index.html