北海道グレートサンタランは、毎年12月にサンタクロースの格好をして札幌の街を歩く チャリティイベント「札幌サンタファン」を開催しているコミュニティ。
イベントで集められた参加費でプレゼントを購入し、病室でクリスマスを過ごす子どもたちに届けています。
[DATA]
・イベント開催頻度/年1回
・イベント参加人数/昨年度は300人
・運営スタッフ/柴本さんの声掛けに賛同した友人や知人などボランティアスタッフ15名
サンタランとは、イギリスのエディンバラをはじめ、アメリカやオーストラリアで行われている世界的なチャリティイベントで、日本でも大阪や愛媛、沖縄といった全国5道府県で毎年開催されています。
私がサンタランを知ったのは3年前。大阪の街をサンタクロースの衣装を着て走る動画を見て、その光景とチャリティとしてのストーリーの美しさに惹かれ、雪国の北海道ならもっとサンタクロースが似合うのではないかと友人や知人に声をかけて札幌でのサンタランを企画しました。
サンタランの活動は、規模が大きくなるほど、より多くの子どもたちにプレゼントを贈れる仕組みですが、私たちが大切にしているのは病室の子どもたちや家族を一番に考え、活動の目的をしっかり意識してブレないよう続けていくこと。初年度に入院中の子どもたちがどんな反応をしてくれるのか不安で、恐る恐るプレゼントを持っていったところ、明るい笑顔と歓声で私たちサンタを迎え入れてくれたことが忘れられず、今も大きな原動力になっています。さらに子どもたちを見守るお母さん、お父さんに喜んでいただけたことも活動の励みになっています。
今年で4回目を迎える「札幌サンタファン」は500人の参加を目指し、現在スタッフ全員で準備に励んでいます。このイベントの主役は参加してくれる皆さまです。雪の白とサンタの赤で北海道の街を埋め尽くしましょう!
「札幌サンタファン」は、昨年からコースを変え、札幌市役所を出発し、大通公園や駅前通りを歩き、ゴールの北海道庁を目指します。
「札幌サンタファン」は参加費の約80%が病室でクリスマスを過ごす子どもたちへの贈り物に。小樽市の輸入玩具店「キンダーリープ」さんのオモチャを札幌市内約10カ所の小児病棟に届けています。