Pcik up特集

旭川映画村

旭川映画村

大都市でしか上映されない映画を、
少しでも自分たちの手でわが街へ!

皆さんは普段、映画をどこで楽しんでいるだろうか。シネコン? それともDVDで自宅にて鑑賞? 旭川映画村は今年で活動25周年を迎えた旭川の老舗映画サークル。「スクリーンで映画を楽しみたい」というメンバーが旭川市では上映されないミニシアター系の映画の自主上映会を開催している。これまで行ってきた上映会はなんと100回!代表の多田さんは「札幌に見に行ったり、配給会社からソフトを借りたり。必ずメンバーの誰かが一度は見たものを上映作品に選んでいます」。会員の多くが女性であることから、「文芸作品や女性が好む作品を選ぶ傾向が強いかもしれません」という多田さん。これまで最も人気を集めた作品は『クロワッサンで朝食を』で、「フランスの大女優であるジャンヌ・モローの久しぶりの主演作ということで、800人近い人に来ていただきました」と振り返る。年に約4回行っている上映会に向け、週1回集まっては作品の選択や配給会社との交渉、さらには宣伝告知の準備を進める実行委員の皆さん。多田さんは「メンバー全員が映画好きだから雑談だけで終わることもよくあります」と笑い、「映画にはさまざまな人生やドラマがあり、その感動を同じ空間で共有できるのが映画館で見ることの一番の醍醐味」と語る。旭川映画村の上映会にはDVDやブルーレイでは体験できないやりがいと感動にあふれている。

コミュニティ裏バナシ

  • 昨年11月に開催された記念すべき100回目の上映会ではイギリス映画の「めぐり逢わせのお弁当」を上映。代表の多田さんは「月に1回は札幌の『シアターキノ』さんなどに映画を見に行き、チラシもたくさん仕入れて作品選定に役立てています」。

多田 裕哉さん

多田さんが一番好きな映画は映画評論家の故・水野晴郎の監督作『シベリア超特急』。「B級映画と言われていますが、映画全体が映画愛に満ちあふれていて魅力を感じます」と語った。

旭川映画村 代表
多田 裕哉さんさん

実行委員はもちろん、上映会のチケットが特別優待価格で手に入る会員も随時募集中!詳しくはHPをチェック!
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/1859